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2021.09.16

包括支援センターお知らせ包括支援センター

「今こそ広げよう、見守りの輪!」見守りめぐねっと​ その10(古書店 編)

 目黒区では「住み慣れた地域で高齢者や子ども、障害者など誰もが安心して暮らし続けられる街」を目指し、見守りネットワーク(見守りめぐねっと)を推進しています。

 10回目となる今回は、西部包括支援センター近くの本田病院裏手にある古書店「ROOTS BOOKS」の店長 松元さんに話を伺いました。

※以下、松元さん(店)・聞き手の包括職員(包)

 

     「ROOTS BOOKS」外観

(
包) こんにちわ。松元さんには以前に見守りめぐねっとの登録のお願いに伺った際に、二つ返事で承諾していただきました。元々、見守りの必要性について日頃から感じているところがあったそうですね?

(店) はい。仕事柄、高齢の方のご自宅に訪問する機会が多いので。色々な事がありますね。

(包) まず、お店について教えてください。

(店) 元は駅近くのビル内にて2009年より開業していましたが、ビルの取り壊しに伴って現在の場所に移転しました。開店は出張買取などが無ければ11時、基本的には年中無休で、雨天のみ休業しています。店は、お客様からのニーズに応えている間に随分方向性が変わりました。お客様はやはり高齢の方が多いので、商品には時代小説が多いですね。今は本を読む世代自体が高齢化していると感じています。



(
包) 高齢のお客様との関わりや、見守りについて感じている事を教えてください。

(店)「一袋分の本を持っていくのも重くて大変」とのお客様からの要望が多いため、本の出張買取に訪問するようになりました。そうやってお客様方とやりとりを行う中で、様々な声を聞きます。「粗大ゴミを片付けたいが、チラシの業者に頼むのは不安。粗大ゴミはどうやって捨てれば良いのか」と、粗大ゴミ券の購入の仕方を知らない方がいました。『こんなこともご存じないのだな。それは不便だし、大変だろうな』と驚きました。
 
 他にも、訪問時に家具を動かすよう頼まれることもあります。室内に荷物が大量に有り、不衛生な状態の家に一人で住む方に出会う事もあります。最近では「怖い業者が家に来た」と相談されたばかりです。(私は実店舗がある分、信頼していただけているようです)。

 このように、心配な高齢者の方々に出会う度に「どこまで立ち入ったら良いのだろうか」と実は悩んでおりました。今まではその都度自分なりに調べての助言や情報提供をしてきましたが、今回、包括支援センターの事を初めて知り、これからは包括に連絡・相談すれば良いと教えてもらい安心できました。先ほど話したように、訪問先で消費者被害的な話を聞く機会も度々あるので、警察や包括等とすばやく連携を図っていく大切さは痛感しています。

 

(包) 店周辺の地域について、普段感じていることはありますか?

(店) 感じの良い若い世代が多いと思いますね。富裕層も多く、素敵な方が沢山いると思う半面、家族間の希薄さを感じることもあります。一人ぐらし以外でも、お互いに遠慮があるのか親族に頼らない方もいるように思えます。余り一人で悩まず、行きつけの商店の店員でも良いから、気軽に周囲に声をかけてほしいですね。



      店長の松元さん


(
包) 松元さんは包括職員も驚くほどに見守りの志をもって尽力されていますね。何かきっかけがあったのですか?

(店) 以前、私の身近に日常的に人助けをしている社会人の友人がいました。「何の見返りも求めず、世のため人のため」に尽す彼の姿を見続けているうちに触発されたのかもしれません。

 私も老若男女限らず、街中で何かあれば声掛けをしたり、できる範囲でお力になれたらと思っています。ちょっとしたお手伝いでも、相手に凄く喜んでもらえることは自分も嬉しいですね。

<取材を振り返って>

 上記以外にも、常連のお客様に頼まれてスマホの登録を手伝ったり、信頼できる骨董品屋を情報提供したり、と本業以外の様々なサービスや「ちょっとしたお手伝い」を実践して高齢のお客様の支援を担っている松元さん。古書店の筈が店内には素敵な食器も売られており、尋ねると『こんな物を置いてほしい、こんな物を買い取ってほしい』とのお客様からの要望に応えた結果です、とにっこり。とてもサービス精神旺盛な本屋さんでした。これからもよろしくお願いいたします。