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2022.06.17

大橋えのき園お知らせ活動日記大橋えのき園

21年度報酬は前年度比150%を達成しました




大橋えのき園の皆さんが制作した作品やクラフトフードの売り上げから、毎年6月に一時金をお渡ししています。感染症への不安でイベント販売などの機会が少ないなか、大橋えのき園ブランランド「enone」のファンに支えられて前年度比で約150%の売り上げを達成しました。

「これから一時金を支給します」

館内放送でホールに集合。皆さんウキウキソワソワしながら整列です。お一人ずつ施設長から一時金の入った茶封筒を受け取り、特設スタジオで記念撮影しました。後日、職員からの贈り物として、写真入りの記念品をお渡しする予定です。

翌朝の連絡ノートではご家族から嬉しいメッセージをたくさんいただきました。皆さんと一緒に活動してきた職員の励みにもなります。

「本人にすごいねと話したら、まんざらでもない様子でした」「金額が多くて、うれしい喜びです」「家族から、がんばったねと言われて嬉しそうでした。これからの踏ん張れる力になりそうです」「本人は一時金をニコニコで見ていました」「大切なお金です。本人の口座に貯金します」「お買い物に出かけたいと思います」

大橋えのき園は福祉において生活介護の通所施設です。いわゆる仕事をする就労系の施設ではないため給料はありません。経済的な自立を目指してはいないけれども、売上倍増にはこだわって活動しています。

販売活動は、大橋えのき園と皆みなさんのことを知っていただくソーシャルアクションです。売り上げが伸びるということは、地域の方たちにお渡しした私たちの作品やクラフトフードの点数が増えたことの証です。作品を楽しみフードを食べていただきながら、少しだけ大橋えのき園のことを気にして頂けたらいいな、との願いを込めて活動しています。

自宅やグループホームから通っている皆さんは目黒の街で生活しています。有形無形のさまざまな形で街の方たちと一緒に生活している街の住民です。大橋えのき園や皆さんのことを知っていただくことは、これからもずっとこの街で暮らしていくために大切な自立支援の活動です。もっと、もっと知っていただきたくて、今年度も「enone」プロジェクトは展開していきます。